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2017.10.03 相続・その他

相続前の資金移動

被相続人が亡くなる直前に、被相続人の預貯金口座から現金を引き出されていることがよくあります。相続後の葬儀の準備や医療費の支払いなどでお金が必要になるためにされていることが多いのですが、たまに必要以上に引き出して手元に残っていたり、相続人の預貯金口座へ移動されていたりすることがあります。

この手元に残っている現金や相続人の口座へ移動させたものは、被相続人の財産として課税されるのですが、どなたが相続するのかによって相続税額に違いが出てくる場合があります。どなたが相続するのかを決める遺産分割協議の対象となるのか、ならないのかがポイントとなります。

手元に残っている現金は、被相続人の財産として遺産分割協議の対象となります。
一方、口座へ移動させたものは、その移動先の名義人が被相続人の財産であると認めれば遺産分割協議の対象となりますが、被相続人の財産ではなく自身のものだと主張すると、遺産分割協議の対象から外れてその名義人が贈与を受けたことになります。後者の場合には、相続税を予想以上に納める結果となることもありますので注意が必要です。

亡くなる直前の資金移動は慎重に、贈与をする場合には計画的にされることをお勧めします。

井上涼子税理士事務所
川崎市多摩区登戸3292メゾンドピアル102
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最寄駅:登戸駅
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